新しい命の考え方


今の妊婦さんは、いかに元気で健康に産まれてきてくれるかを大切にしている。

なぜなら、今の日本に“不安”しか感じていないから。

高齢化社会で、税負担も増えてくる。

子どもを産むにしても、保育園の問題もある。

そんな社会だから、「新型出生前診断」で、染色体異常がないか確認したいと思うのは自然なことです。

もし、障がいを持って産まれてきた場合、親の負担というより、

子ども自身が「自分の障がい」を負担に思わないか?とても心配だと思う。

私が言えることは、

「産むか産まないか?」ではなくて、

決してこの世に産まれてきたことが

「ゴール」じゃないってこと。


産まれてくることはスタート。

そこから、生き続けることがゴールなのだから、検査をしてどう選択するかは、生き続けられる道を見出せるかどうかにかかっていると思う。

戦時中のような、荒れた時代ではありません。

子どもをたくさん産むことが女性の使命ではありません。

中絶しないことが全てではありません。

産むことが全てではありません。

一人一人の意思によって、自分らしい選択ができるのが今の時代の良いところです。

それを、昔の倫理観を引っ張り出して、妊婦さんや夫婦を苦しめるような社会はあってはならないのです。

国が全て。という戦時中のような考え方が根強い中で、国の方針とはズレれば、大きな批判が生まれ、それがどんなに良いことでも否定されるのです。

これが、新型出生前診断だと私は思うのです。

国が全てではありません。

国民である私たちが、自分たちらしい選択、自由な選択ができる環境を作るのが重要だと思うのです。

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