著書「ガンのオーダーメイド医療」から
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先生は、患者さんの声の調子が初めと比べて、良くなった感じがしました。
そこで、先生は食事について話をすることにしました。
「温熱治療の話をまとめますと、温熱治療は基本的に副作用がない。
それから保険でできる。それから患者さんがやらなければならないことがない。
そういう意味合いでは、患者さんの負担は少ないです。
ここで、一つお願いしたいのが、家庭で食事療法というものをやってほしいのです。
PET-CTを先程撮られたと言いましたが、これはブドウ糖というものを注射します。
これは、なぜブドウ糖を打つのか聞かれましたか?」
『あ、はい。聞きました。
ガン細胞は糖質が大好物だからですよね?』
「そうです。
あなたもガン細胞が増殖するのを抑えようとすれば、要はブドウ糖を食べてはいけないということです。
ブドウ糖というのはどういうものか分かると思いますが、糖に変化するものはグリコーゲン、デンプン、炭水化物などです。
だから、砂糖を入れて紅茶を飲むだとか、コーヒーを飲むということは辞めないといけませんね。
砂糖は、もちろんですが、食べるもの。ごはん類が多いだとか、麺類が多い、こういうのも気をつけてください。
食べるものは、ご飯を除いたおかずを食べていく感じです。
大丈夫ですか?理解出来ましたか?」
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ガン患者さんの食事で気をつけることは、糖尿病患者さんが行う食事療法で十分だと考えられます。
それに加えて、出来るだけ旬の食べ物を食べる。
言い換えれば、ガン細胞の増殖を抑えるには、糖質を落とし、旬の食べ物を食べることにあるようです。
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