先日、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶氏をキッカケに、ガン治療薬「オプジーボ」に多くの注目が集まりました。
このオプジーボとは一体どんな薬なのか、ご紹介しておきます。
著書「世界中のガン研究から学ぶ ガン治療のいま」から
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ガン細胞の中には、ガンに対する免疫力を凍結させて、生き延びいくものもあるようです。
2017年から実際の臨床で使われ出した分子標的治療薬(免疫チェックポイント阻害薬)「オプジーボ」という薬があります。
オプジーボは、『リンパ節内のT細胞のPD1と結合して、ガン細胞との結合が阻害されるなどの免疫の働きにブレーキがかからないようにする。』といった、全く新しい視点で開発された薬なのです。
前段階では、全50%のガン細胞に有効であるということになっていますが、実際には日本ではこの薬をガンの患者さんに使おうとしても、「悪性黒色腫」「肺がん」「腎細胞がん」「胃がん」「頭頚部がん」のいずれも、切除不能、再発例しか適応になっていないので、どのガンにでも使用するというのは、少し難しいと思います。
ただ、開発の経緯から見れば、大いにこういうふうな薬を使えるようにしてもらいたい。
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